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【産業動向】ICパッケージ基板世界生産高、26年は32.3%増の195億1000万米ドル見込む TPCA
2026-09-15 10:19:30
台湾のプリント基板(PCB)業界団体TPCA(台湾電路板協会)は2026年9月10日に公開したレポートで、ICパッケージ基板の世界生産高が2026年、前年比32.3%増の195億1000万米ドルに達するとの見通しを明らかにした。AI(人工知能)サーバー、高速スイッチ、ASIC(特定用途向け半導体)、GPUの需要拡大が続く中、ハイエンドICパッケージ基板のスペック向上と市場価値の増大が同時に進んでいることが、高成長の背景にあるとした。


レポートでTPCAは、台湾のシンクタンク工業技術研究院(ITRI)傘下の産業科技国際策略発展所(産科国際所=ISTI)のデータを引用し、2025年のICパッケージ基板市場の世界生産高が前年比18.5%増の147億5000米ドルだったと紹介。うちBT基板は前年比18.2%増の約70億3000万米ドル、ABF基板が同18.6%増の約77億2000万米ドルだった。

さらに25年生産高の国・地域(本社所在地)別では、台湾系メーカーのシェアが計35.6%で世界首位だった、韓国系が27.9%、日系が22.7%で続いた。うち、ABF基板は、台湾系が41.3%で首位だった。BT基板は韓国系が36.4%で首位、台湾系が29.4%で2位だった。

一方、2026年についてTPCAは、AIのコンピューティング(演算)需要がモデル学習から大規模推論、さらにエージェント型AI(Agentic AI)へと広がる中、CSP(クラウドサービスプロバイダ)の世界主要各社がデータセンターの建設に向けAIサーバーを積極的に調達していることが、ABFをはじめとするハイエンドICパッケージ基板の需要を力強く支えているとした。

ただTPCAは、需要が急増する半面、ハイエンドICパッケージ基板の供給面では依然として複数の課題が存在しているとした。具体的には、ハイエンド基板に不可欠な「低熱膨脹係数(Low CTE)ガラスクロス」の需給逼迫が続いているとし、新規生産能力の稼働や歩留まりの向上には時間を要する他、新規サプライヤーの参入にも顧客認証が必要なため、短期的には供給能力の急拡大が難しいとの見方を示した。

また、AIチップ向けABF基板は製造サイクルが長期化し、歩留まりの維持も難しくなっていることから、増産ペースが制限されているとした。

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